WiMAXと光回線の違い10項目を比較!通信速度や一人暮らしなど目的別の失敗しない選び方
2026.03.05

「WiMAXと光回線、どっちを選べばいいの?」と迷っていませんか?
結論から言えば、
- 工事なしで今すぐ安く使いたい・外出先でも使いたいなら「WiMAX」
- 速度・安定性・家族利用を重視するなら「光回線」
が向いています。
本記事では料金・速度・エリアなど10項目を比較し、一人暮らしやゲーマーなど目的別の選び方まで徹底解説します。
WiMAXと光回線の基本的な違いを10項目で比較
まずはWiMAXと光回線の主な違いを一覧表で確認しましょう。
細かい解説はこの後の各章で行いますので、まず全体像を掴んでください。
| 比較項目 | WiMAX | 光回線 |
|---|---|---|
| 月額料金 | 約3,300〜5,000円 | 戸建て:約5,500〜6,500円 マンション:約3,800〜5,000円 |
| 初期費用・工事費 | 事務手数料 3,300円 工事費:不要 端末代:0〜27,720円 | 事務手数料 3,300円 工事費:1.5〜4.4万円 (実質無料あり) |
| 通信速度(実測) | 下り平均 50〜100Mbps | 下り平均 200〜400Mbps |
| 開通までの期間 | 最短翌日〜1週間 | 1〜3ヶ月 |
| データ容量 | 実質無制限 (大量通信時に制限の可能性あり) | 完全無制限 (速度制限なし) |
| 通信の安定性 | △ 環境に左右されやすい | ◎ 安定している |
| 対応エリア | 人口カバー率99% (山間部は弱い) | ほぼ全国対応 (独自回線は限定的) |
| 持ち運び | ◎ 可能(モバイルルーター) | × 不可 |
| 同時接続台数 | 10〜40台程度 | 無制限 (ルーター性能による) |
| 契約縛り・違約金 | 1〜3年(縛りなしも有) 違約金 0〜3,300円程度 | 2〜3年 違約金 0〜10,000円程度 |
表を見るだけでも、WiMAXと光回線はそれぞれ「得意分野」がはっきり違うことがわかります。以下から各項目を詳しく解説していきます。
【月額料金】マンションなら光回線の方が安いケースも
月額料金は住宅のタイプによって大きく変わります。一般的な目安は以下の通りです。
月額料金の目安
- WiMAX:約3,300〜5,000円
- 光回線(戸建て):約5,500〜6,500円
- 光回線(マンション):約3,800〜5,000円
一見するとWiMAXの方が安く見えますが、マンション・アパートにお住まいの場合は光回線のマンションタイプの方が安くなるケースもあります。
マンションタイプの光回線は建物内に引き込んだ光ケーブルを複数の住人でシェアする仕組みになっているため、月額料金を抑えやすいのが特徴です。
料金を最優先する場合は、戸建てだと光回線が割高になりやすい(通信速度は速い)ため、WiMAXも有力な選択肢になります。
【初期費用・工事費用】実質無料のカラクリに注意
初期費用について、どちらも事務手数料として3,300円程度が必要な点は共通しています。最終的に現金で支払う「目に見える初期費用」はほぼ変わらないケースがほとんどですが、内実は大きく異なります。
WiMAXは工事費が完全に0円です。
端末代はプロバイダによって0円〜27,720円程度の差がありますが、多くの場合は36回払いの分割払いに組み込まれます。
光回線の工事費(約1.5〜4.4万円)は「実質無料」という名目で分割払いにしているプランが一般的です。
月額料金の中に工事費の分割分が含まれており、契約期間中ずっと使い続けることで実質的に無料になる仕組みです。途中解約すると残りの分割分を一括で請求されます。
【通信速度】カタログスペックより実測値で比較
| 項目 | WiMAX | 光回線 |
|---|---|---|
| 最大通信速度(下り) | 4.2Gbps | 1Gbps(一般的) 10Gbps(高速プラン) |
| 最大通信速度(上り) | 286Mbps | 1Gbps(一般的) 10Gbps(高速プラン) |
| 実測値(下り平均) | 50〜100Mbps | 200〜400Mbps |
カタログスペック(最大通信速度)はあくまで「理論値」です。
実際の利用環境では、障害物・利用人数・時間帯・端末の性能によって大きく変わります。日常生活で体感する速度を示す「実測値」で比較すると、光回線はWiMAXの約2〜5倍の速度が出るのが一般的です。
ただし、WiMAXの実測値である50〜100Mbpsでも、HD動画の視聴(必要速度:約5Mbps)・ビデオ会議(必要速度:約3〜10Mbps)・Web閲覧といった一般的な用途であれば十分に快適に使えます。
WiMAXは下りに比べて上り速度(データ送信速度)が大きく劣ります。
動画ファイルのアップロードや動画配信(ライブ配信)、写真の一括アップロードなどを頻繁に行う方は、光回線の方が適しています。
【通信の安定性】有線・無線どちらで利用するかで大きく差が出る
通信の安定性という点では、光回線とWiMAXの差は構造的なものです。
光回線は光ファイバーケーブルを物理的に自宅まで引き込む「有線接続」のため、電磁波や天候の影響を受けにくく、非常に安定した通信が可能です。
一方、WiMAXは基地局から電波で通信する「無線接続」のため、以下のような環境によって速度や安定性が変動することがあります。
無線接続の場合
- 建物の壁や鉄筋コンクリートなどの障害物が多い場所
- 朝の通勤時間・昼・夜間など、多くのユーザーが利用する混雑時間帯
- 台風や大雨など悪天候時
- 地下や屋内(特に地下鉄・地下街など)
ただし、WiMAXの5G対応の最新機種では通信が改善されており、日常の一般的な使い方であれば「不安定で使えない」ということは基本的にあり得ません。
在宅ワークでビデオ会議を頻繁にする方や、オンラインゲームをプレイする方は安定性の面で光回線を検討した方が無難です。
【データ容量】実質無制限と完全無制限は別物
「無制限」という言葉が使われていますが、WiMAXと光回線では意味が異なります。この違いを正しく理解しておくことが重要です。
WiMAXは「実質無制限」:月間のデータ容量に上限はありませんが、一定期間に集中して大量のデータ通信を行った場合、混雑する時間帯の通信速度が制限される場合があります。
以前は「直近3日間で15GB以上使うと制限」というルールがありましたが、この制限は2022年に撤廃されています。現在でも、よほど極端な大容量通信をしない限り制限がかかることはほとんどないとされています。
光回線は「完全無制限」:どれだけ使っても速度制限が発生しません。大量のデータを連続してダウンロード・アップロードしても安心して使えます。
【対応エリア】人口カバー率とエリアカバー率は別物
「人口カバー率99%以上」というWiMAXの数字を見て「どこでも使える」と思う方が多いですが、これには注意が必要です。
人口カバー率とは、「人が住んでいる地域の何%に電波が届くか」という指標です。
日本の国土の多くを占める山間部・農村部・離島などでは人口密度が低いため、これらの地域はカバー率の計算にほとんど影響しません。
つまり「人口カバー率99%」であっても、実際には山間部や地方の農村地帯では電波が弱い・届かない場所が多数あります。
それぞれの対応エリア
- 光回線(フレッツ光系)
全国各地対応、エリアカバー率95%以上。ただし、auひかり・NURO光などの独自回線は提供エリアが限定的。 - WiMAX
都市部・政令指定都市での人口カバー率は非常に高いが、山間部・地方農村エリアでは繋がりにくい場所がある。
地方にお住まいの方は、WiMAXを契約する前に公式サイトの「エリア検索」で自宅の住所を必ず確認しましょう。
【開通までの期間】急いでいるならWiMAX一択
WiMAXは申し込み後、最短翌日〜1週間程度で端末が届き、届いたその日から利用可能です。
工事が一切不要で、電源を入れるだけですぐにインターネットが使えます。プロバイダによっては店頭受け取りで即日利用も可能です。
光回線は申し込みから開通工事の完了まで通常1〜3ヶ月程度かかります。
3〜4月の引越しシーズン(繁忙期)はさらに時間がかかる場合があり、工事の立ち会いが必要(所要時間1〜2時間程度)なため、平日に予定を確保する必要があります。また、賃貸物件の場合は大家さんや管理組合の許可が必要なケースもあります。
引越し先でインターネットを使い始める予定がある方は、まずWiMAXを申し込んで即日利用を開始し、光回線の工事が完了したらWiMAXを解約するという方法もあります。
WiMAXは違約金なしのプランも増えているため、短期間だけ利用するつなぎ回線として活用できます。
【持ち運び】モバイルルーターは唯一無二の強み
光回線は物理的な光ファイバーケーブルを自宅に引き込む固定回線のため、家の外で使うことは物理的に不可能です。
一方、WiMAXのモバイルルーターは電波さえ届いていれば外出先でもどこでもネット環境を作ることができます。カフェ・図書館・移動中の電車内・出張先のホテルなど、スマートフォンと同様に持ち運んで使えます。
また、WiMAXにはモバイルルーター(持ち運びタイプ)とホームルーター(コンセントに挿して使う据え置きタイプ)の2種類があります。
外でもネットを使いたい方はモバイルルーター、自宅専用として使いたい方はホームルーターを選びましょう。
【同時接続台数】数字より安定感の差に注目
同時接続台数とは「一度に何台のデバイスをネットにつなげるか」という指標ですが、単純な数字だけではなく、「大人数で同時に使ったときに安定して動くか」という実用的な安定感に大きな差があります。
WiMAXのモバイルルーターは10〜40台程度の同時接続に対応していますが、接続台数が増えるほど1台あたりの速度は低下します。
光回線は有線LANを含む多数のデバイスが同時に接続しても速度の低下が少なく、複数人が各自でデバイスを使う家庭環境に向いています。
- 1〜2人暮らしで使うデバイスが少ない→ WiMAXで十分
- 3人以上の家族で複数デバイスを同時使用→ 光回線が安心
【契約期間・縛り】隠れた縛りに注意
2022年7月の電気通信事業法改正により、WiMAX・光回線ともに高額な違約金は法律で禁止され、解約金は最大でも「月額利用料相当額」に制限されました。そのため以前の「解約金3〜5万円」といった状況は解消されつつあります。
ただし、違約金が小さくなっても「解約時に思わぬ出費が発生する」状況は変わっていません。その正体が次章で解説する「端末残債」と「工事費残債」です。
WiMAXと光回線で注意すべき「2つの残債」
「違約金が0円のプランを選んだのに、解約したら多額の支払いが発生した」という失敗談は後を絶ちません。
その原因が「端末残債」と「工事費残債」という、違約金とは別に発生するコストです。
WiMAXの端末代残債
WiMAXは工事費が0円の代わりに、端末代(ルーター代)が分割払いになっているケースがほとんどです。
たとえ「違約金0円プラン」を契約していても、端末代の分割払いが残っている状態で解約すると、残りの端末代を一括で支払う必要があります。
【具体例】端末代残債の計算イメージ
端末代:27,720円を36回払いの場合(1回あたり約770円)
12ヶ月目に解約 → 残り24回分 = 約18,480円を一括で請求
違約金は0円でも、端末残債は発生します。
光回線の工事費残債
光回線では「実質無料」と表示されている工事費が、実際には分割払いで月額料金に組み込まれているケースが一般的です。
契約期間中に使い続けることで最終的に0円になる設計ですが、途中解約すると残りの分割分を一括請求されます。
【具体例】工事費残債の計算イメージ
工事費:36,000円を36回払いの場合(1回あたり約1,000円)
24ヶ月目(2年)に解約 → 残り12回分 = 約12,000円を一括で請求
さらに違約金(約5,000円)と合わせると約17,000円の出費になる。
契約前に「違約金はいくらか」だけでなく、「端末代・工事費の残債はどうなるか」を必ず確認することが、失敗しない契約の鉄則です。
WiMAXを選ぶ5つのメリット
WiMAXがおすすめな人
- 今すぐネットを安く使いたい人
- 引越しが多い人
- 家でも外でもWiFiを使いたい人
- 一人暮らしで動画視聴・SNSがメインの人
工事不要ですぐに使える
最短翌日から使い始められ、工事の立ち会いも不要。引越し直後や急いでネット環境を整えたいときに最大の強みを発揮します。
忙しい社会人や引越し直後でまだ荷物が片付いていない時期でも、申し込みさえすればすぐに使えるのは大きな安心感です。
外出先でも利用可能
モバイルルーターを選べば、スマートフォンのように持ち運んで外出先でも使えます。
カフェでの作業、移動中の新幹線内、出張先のホテルなど、自宅と同じWi-Fi環境をどこでも構築できるのはWiMAXだけの特権です。
引越し時の手続きが簡単
光回線は引越しのたびに「撤去工事→新居での開通工事」が必要ですが、WiMAXは引越し先に持っていくだけ。
住所変更の手続きをするだけで、転居先でも翌日から同じ端末でインターネットが使えます。転勤が多い方や学生の方には特に便利です。
初期費用が安い
開通工事費が0円のため、光回線に比べて初期費用の負担が少なく済みます。
端末代も36回払い(一部プランでは0円)に対応しているため、まとまった現金を用意せずに始められます。初めてインターネット回線を契約する方にとっても始めやすい選択肢です。
縛りが短いプランもある
2022年の法改正以降、違約金が大幅に引き下げられており、縛りなしのプランも増加しています。「試してみて合わなければ乗り換える」というフレキシブルな使い方ができる点も、WiMAXの魅力の一つです。
WiMAXで注意したい4つの確認事項
通信速度が環境に左右されやすい
電波を使う無線通信のため、建物の構造・天候・混雑状況によって速度が変動します。毎日同じ条件で安定した通信を求める方には不安定に感じる場面があります。
特に在宅ワークで毎日ビデオ会議を行う方は、光回線と比較して検討することをおすすめします。
光回線と比べると実測値は遅め
実測値は光回線の半分以下になることが多く、大容量ファイルの受け渡しや高画質動画の配信をする方にはやや物足りなさを感じる可能性があります。
一般的な動画視聴やSNSには十分な速度ですが、高速通信を必要とする用途には限界があります。
大人数での同時接続には不向き
家族3人以上が各自でスマホ・PC・タブレットなどを使う環境では、接続台数が増えるほど1台あたりの速度が低下します。
特に夜間に家族全員がそれぞれ動画を視聴するような環境には、光回線の方が適しています。
オンラインゲームには不向き
FPS・格闘ゲームなどのオンライン対戦ゲームでは「Ping値(通信の遅延)」が重要で、低ければ低いほど快適にプレイできます。
WiMAXは無線通信の特性上Ping値が高く(通信遅延が大きく)なりやすく、光回線と比べてゲームプレイに支障が出る場合があります。
速くて安定している光回線のメリット
光回線がおすすめな人
- オンラインゲーム(FPS・格闘等)を快適に遊びたい人
- 高画質な動画配信や大容量データの送受信をする人
- 家族全員で同時に何台もデバイスを繋ぐ人
- 4K/8K放送など映像サービスをテレビで見たい人
通信速度が速く安定している
光ファイバーケーブルによる有線接続のため、天候・時間帯・建物の構造に左右されることなく常に安定した高速通信が可能です。
実測値は平均200〜400Mbpsと、WiMAXの数倍の速度が期待できます。安定性は光回線の最大の強みです。
完全無制限で速度制限がない
月間のデータ通信量にまったく制限がなく、何十TBを使っても速度制限が発生しません。
大容量ファイルのダウンロード・クラウドへのバックアップ・長時間の動画視聴など、ヘビーユーザーにも安心です。
大人数・複数デバイスの同時接続に強い
家族それぞれがスマホ・PC・タブレット・スマートTV・ゲーム機など複数のデバイスを同時に使う環境でも、速度の低下を感じにくいのが光回線の強みです。
特に子どものいるファミリー世帯には光回線が最適です。
オンラインゲームや動画配信に最適
Ping値が低く安定しているため、FPS・格闘ゲームなどの対戦ゲームでも快適にプレイできます。また、上り速度も優れているため、YouTubeやTwitchなどへの動画ライブ配信にも対応できます。
スマホとのセット割でお得になる場合が多い
ドコモ光・auひかり・ソフトバンク光などはスマートフォンとのセット契約で月額料金が割引されます。
たとえば家族4人でドコモのスマホを使っている場合、ドコモ光をセットにすることでスマホ代が大幅に下がるケースがあります。
事前に確認したい光回線5つのデメリット
開通工事が必要で時間がかかる
申し込みから開通まで1〜3ヶ月かかります。
引越し直後や急いでいる場合には対応できません。繁忙期(3〜4月)にはさらに工事が遅れることがあるため、引越し予定がある方は早めの申し込みが必須です。
工事費用が高額(実質無料キャンペーンはあるが注意)
工事費は1.5〜4.4万円が相場です。
多くのプランで「実質無料」と表示されていますが、これは分割払いが月額料金に含まれているだけで、前述のとおり途中解約すると残債が発生します。
賃貸物件では工事許可が必要
賃貸マンション・アパートの場合、管理会社や大家さんの許可なしに工事ができません。
許可が下りない場合や、物件の構造上工事が難しい場合はWiMAXのホームルーターが現実的な選択肢になります。
自宅でしか使えない
光回線は固定回線のため、外出先での使用は不可能です。スマートフォンのデータ通信で補う必要がありますが、データ量が多い月はスマホの通信費が高くなることがあります。
引越し時の手続きが面倒
転居のたびに撤去工事→新居での開通工事が必要で、工事完了まで数ヶ月ネットが使えない期間が生じる場合があります。
さらに引越し先のエリアによっては契約しているプロバイダが使えず、解約して新たに契約し直すケースもあります。
【目的・シーン別】WiMAXと光回線の選び方
シーン別おすすめ早見表
| 利用シーン | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 一人暮らし (外出多め) | WiMAX | 外出先でも使える 引越しが楽 |
| 一人暮らし (在宅ワーク中心) | 光回線 | 安定した通信が必要 |
| ファミリー (3人以上) | 光回線 | 複数人同時接続に強い |
| マンション・アパート (工事可) | 光回線 (マンションタイプ) | 料金が安く速度も安定 |
| マンション (工事不可) | WiMAX (ホームルーター) | 工事不要で設置できる |
| 戸建て (ファミリー) | 光回線 | 長期利用でトータルコスト安い |
| 転勤族・学生 | WiMAX | 引越し手続きが圧倒的に簡単 |
| オンラインゲーマー | 光回線 | 低Ping値 高速通信が必須 |
| 動画配信者 (YouTubeなど) | 光回線 | 高い上り速度が必要 |
一人暮らしなら利用場所で決める!在宅中心なら光回線
一人暮らしの場合、最も大切なのは「主にどこで使うか」です。
外出先でも使いたいならWiMAXのモバイルルーターが便利ですが、自宅での使用がメインならWiMAXのホームルーターか光回線の2択になります。
オンラインゲームをよく遊んだり、テレワークでビデオ会議を毎日行ったりする場合は、通信の安定性が重要なので光回線を選びましょう。
一方、動画視聴・SNS・Web閲覧がメインで、引越しが多い可能性があるなら、WiMAXの方が圧倒的に手軽です。
マンション・アパートで工事可能なら光回線で不可ならWiMAX
マンション・アパートでインターネットを選ぶ際は、まず建物に光回線がすでに導入されているかを確認するのが最優先です。
マンションの場合、すでに光回線が建物内に引き込まれており(マンションタイプ)、部屋まで配線するだけの「LAN配線方式」や「VDSL方式」で使えるケースが多くあります。
この場合、工事費が安く済み、月額料金もWiMAXより安くなる可能性があります。
一方、工事の許可が下りない・建物の構造上工事が難しい場合は、WiMAXのホームルーターがベストな代替手段です。コンセントに挿すだけで使えて、工事不要のため大家さんへの許可も不要です。
戸建て・ファミリー(3人以上)は光回線一択
家族3人以上が住む戸建てでは、光回線を強くおすすめします。
子どものオンライン学習・親の在宅ワーク・動画視聴・ゲームなど、用途が複数にわたる家庭では、複数デバイスの同時接続に強い光回線の安定性が真価を発揮します。
工事費は発生しますが、長期間(5〜10年以上)住む予定であれば、月額料金の安さも含めてトータルコストは光回線の方がお得になります。
戸建ての場合は「フレッツ光」「auひかり」「NURO光」などを比較して選びましょう。
オンラインゲームをするならFPS・対戦ゲームは光回線必須
FPS(ファーストパーソンシューティング)や格闘ゲームなどの対戦ゲームでは、Ping値(通信の遅延時間)が20ms以下であることが理想とされています。
WiMAXはこのPing値が光回線より高くなりやすく、ゲーム中に遅延が発生してキャラクターの動きがもたつく「ラグ」が起きる可能性があります。
RPGやソロプレイのゲームならWiMAXでも十分楽しめますが、対戦型ゲームや動画ゲーム配信(YouTube・Twitch)をするなら上り速度が重要なため、光回線一択です。
引越しが多いなら工事不要のWiMAXが断然有利
転勤族・学生など引越しの多い方には、WiMAXが圧倒的に便利です。
光回線は引越しのたびに「撤去工事(元の家)→新居での開通工事申し込み→工事完了(1〜3ヶ月後)」というサイクルが必要で、工事費や違約金が何度も発生することがあります。
WiMAXなら引越し先に端末を持っていき住所変更の手続きをするだけ。当日からインターネットが使えます。2年に一度引越しする方が光回線を使い続けた場合、工事費・違約金・手数料だけで数万円単位の余計な出費が続くことになります。
在宅ワーク・テレワークなら安定性の光回線が安心
毎日ビデオ会議(Zoom・Teams・Google Meetなど)を使う在宅ワーカーには、光回線の安定性が特に重要です。
WiMAXでも軽いWeb作業やメール処理程度なら問題ありませんが、重要な商談や社内会議中に通信が不安定になることは避けたいはずです。
セキュリティ面でも、有線接続の光回線の方が無線のWiMAXより傍受リスクが低く、機密情報を扱う業務では安心感があります。ただし、外出先でのノマドワークも多い方や、軽作業中心の方はWiMAXのモバイルルーターで十分対応可能です。
WiMAXと光回線は併用できる?4つの注意点
「家では光回線で安定した高速通信を楽しみつつ、外出先ではWiMAXのモバイルルーターを使いたい」という考えは理解できますが、併用には無視できないコストと手間がかかります。
注意点1:月額料金が2倍近くになる
WiMAX(約4,500円)+光回線(約5,000円)=約9,500円/月。
年間に換算すると約114,000円の通信費になります。これは大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の高額スマホプランと同等か、それ以上の支出です。
対策としては、各回線でスマホとのセット割を適用してトータルコストを抑える、WiMAXはデータ通信専用の安いプランにするなどの工夫が有効です。
また、まず一方だけを試してから本当に必要と感じた場合に併用を検討することをおすすめします。
注意点2:契約・支払い管理が煩雑になる
2つの回線契約を同時に管理することになるため、支払日・更新時期・解約タイミングがバラバラになります。
「更新月を逃して違約金が発生した」「解約タイミングが重なってしまった」といったトラブルも起きやすくなります。スケジュール管理が苦手な方には特に注意が必要です。
注意点3:初期費用も2倍かかる
WiMAXとの同時新規契約の場合、事務手数料×2+端末代+工事費で合計2〜5万円の初期投資が必要になります。
最初から大きな出費を覚悟したうえで判断しましょう。
注意点4:契約期間の縛りが重なる
両方とも2〜3年の契約期間がある場合、解約する際に2つ分の違約金・残債が発生する可能性があります。
縛りなしプランを選ぶことでリスクを軽減できますが、縛りなしプランは月額が高めになることが多いため、トータルコストを試算したうえで判断が必要です。
まずは一方から始めて必要なら併用を検討しよう
すぐに2回線を契約するのではなく、まずは以下の代替手段を試してみることをおすすめします。
- スマホの大容量プラン(月20GB以上)で外出時をカバー
- 必要な時だけレンタルWiFiを活用
- 光回線+スマートフォンのテザリングで外出時を補う
一方を使い始めて「やはり外でも使いたい」「自宅での速度が足りない」と感じた段階で、もう一方の契約を検討することで失敗を防げます。
【よくある質問】WiMAXと光回線の比較Q&A
Q. WiMAXから光回線に乗り換えはできますか?
A. はい、できます。WiMAXを解約して光回線を新規で申し込む形になります。
注意点は、WiMAXの端末代の残債が残っている場合は解約時に一括請求される点です。また、光回線の開通工事には1〜3ヶ月かかるため、その間ネットが使えない期間が生じます。
そのため、WiMAXを使い続けながら光回線の申し込みを先に済ませ、開通後にWiMAXを解約するという流れがスムーズです。プロバイダによっては光回線への移行を無料でサポートしているケースもあります。
Q. WiMAXと光回線の最大の違いは何ですか?
A. 最大の違いは「有線か無線か」という通信方式の違いです。
光回線は光ファイバーケーブルで自宅に直接接続する有線通信のため、速度が速く安定しています。WiMAXは基地局からの電波を受信して通信する無線通信のため、工事不要・持ち運び可能という自由度の高さが強みですが、通信速度や安定性は光回線より劣ります。
シンプルにまとめると「安定性・速度重視なら光回線、手軽さ・自由度重視ならWiMAX」という選択になります。
Q. 光回線の工事ができない場合はどうすればいいですか?
A. 賃貸物件で大家さんの許可が下りない場合や、建物の構造上工事が難しい場合は、主に以下の3つの選択肢があります。
- WiMAXのホームルーター(コンセントに挿すだけで使える、工事不要の据え置きタイプ)
- 他社のホームルーター・置くだけWiFi(ソフトバンクエアー・ドコモhome5Gなど)
- スマートフォンのテザリング(データ量が多い月は追加費用に注意)
特にWiMAXのホームルーターは工事が一切不要で、速度も一定水準以上を確保できるため、賃貸物件での光回線の代替手段として広く使われています。
Q. 一人暮らしにはWiMAXと光回線どちらが向いていますか?
A. 生活スタイルによって異なります。
「外出が多い・引越しが多い・動画視聴やSNSがメイン」という方にはWiMAXが向いています。
「在宅ワークが多い・オンラインゲームをする・長期間同じ場所に住む予定」という方には光回線がおすすめです。
マンション・アパートにお住まいの場合は、光回線のマンションタイプが使えればWiMAXより安くなるケースもあるため、まずは建物の光回線導入状況を確認しましょう。