iPhone7はいつまで使える?サポート終了するとどうなるか使い続けるリスクを解説
2025.11.18

2016年に発売されたiPhone7は、発売から8年以上経過した現在も多くの人が愛用しています。しかし2022年9月からiOSアップデートの対象外となり、「いつまで使えるのか」と不安を感じている方も多いでしょう。
結論から言えば、物理的には今後も使用可能です。
しかし、セキュリティリスクやアプリの互換性など様々な問題が発生するため早めの買い替えをおすすめいたします。
本記事では、iPhone7のサポート状況と使い続けるリスク、そして賢い活用方法まで詳しく解説します。
iPhone7はどんなスマホ?特徴や性能をく解説
iPhone7には「A10 Fusion」チップが搭載されています。このプロセッサは、当時としては革新的な性能を誇り、前世代のiPhone6sと比較して約2倍の処理速度を実現しました。
現在の基準で見ると確かに古いプロセッサですが、日常的な用途であれば十分な性能を持っています。メールやSNS、ウェブブラウジング、軽めのゲームアプリなどは問題なく動作します。ただし、最新の高グラフィックゲームや動画編集アプリなどは、処理が追いつかず動作が重くなることがあります。
RAM(メモリ)は2GBと、現在の最新機種(6〜8GB)と比べると少ないですが、iOSの最適化により、この容量でも比較的スムーズに動作するように設計されています。
画面サイズやデザイン
iPhone7の画面サイズは4.7インチで、片手でも操作しやすいコンパクトなサイズが特徴です。現在主流の6インチ以上の大画面スマートフォンと比べると小さく感じるかもしれませんが、ポケットに収まりやすく、持ち運びやすいというメリットがあります。
デザイン面での大きな特徴は、物理的なホームボタンが感圧式(Taptic Engine)に変更されたことです。これにより、ボタンの故障リスクが減り、防水性能も向上しました。ただし、iPhone7には顔認証(Face ID)は搭載されておらず、指紋認証(Touch ID)のみとなっています。
画面解像度は1334×750ピクセル(326ppi)で、Retina HDディスプレイを採用。現在の有機ELディスプレイと比べると見劣りしますが、十分に鮮明で美しい表示が可能です。
カメラ機能のポイント
iPhone7のカメラは、メインカメラが1200万画素、インカメラ(フロントカメラ)が700万画素となっています。
メインカメラには光学式手ぶれ補正機能が搭載されており、暗い場所でもブレの少ない写真が撮影できます。また、f/1.8の明るいレンズを採用しているため、背景をぼかした美しいポートレート写真も撮影可能です。ただし、広角レンズは1つのみで、現在の複数レンズ搭載モデルのような超広角撮影やズーム撮影の選択肢は限られています。デジタルズームは最大5倍まで可能ですが、画質の劣化は避けられません。
動画撮影は4K(30fps)に対応しており、今でも高画質な動画撮影が可能です。ただし、最新機種のような手ぶれ補正の強力さや、ナイトモードなどの高度な撮影機能は搭載されていません。
防水・防塵機能
iPhone7は、iPhoneシリーズとして初めて防水・防塵機能(IP67等級)を搭載したモデルです。
IP67等級とは、以下のような性能を意味します。
- 防塵性能(6):完全な防塵構造で、粉塵が内部に侵入しない
- 防水性能(7):一定の水圧(水深1メートル)で30分間水没しても内部に浸水しない
雨の中での使用や、うっかり水をこぼしてしまった場合でも安心です。ただし、経年劣化により防水性能は低下している可能性があるため、現在では過度な水濡れは避けた方が良いでしょう。
2019年にApple公式で販売終了
iPhone7は2016年9月に発売され、約3年間販売されましたが、2019年9月にApple公式での販売が終了しました。現在、Apple Storeや公式オンラインストアでは新品のiPhone7を購入することはできません。
ただし、中古市場では今でも活発に取引されており、状態の良い中古品なら1万円〜2万円程度で購入可能です。これは、iPhone7が今でも実用的な性能を持っている証拠とも言えるでしょう。
iPhone7はいつまで使える?OS更新・セキュリティ・修理対応
つまり、iPhone7で利用できる最新のiOSバージョンは「iOS 15.8.3」となります。
iOS 16以降で追加された新機能(ロック画面のカスタマイズ、編集可能なメッセージ、新しい絵文字など)は利用できません。また、今後追加される新機能も一切使えないことになります。
多くのアプリは、最新のiOSバージョンに合わせて開発されます。そのため、古いiOSでは新しいアプリがインストールできなかったり、既存アプリのアップデートができなくなったりする可能性があります。
特に、銀行アプリやキャッシュレス決済アプリなど、セキュリティを重視するアプリは、古いOSのサポートを早期に打ち切る傾向があります。
2026年頃までセキュリティアップデートが続く見込み
朗報なのは、メジャーアップデート(iOS 16など)は受けられなくても、セキュリティアップデートは継続される可能性が高いことです。
Appleは過去の例を見ると、OSのメジャーアップデート終了後も約3〜4年間はセキュリティアップデートを提供しています。iPhone7の場合、2022年にメジャーアップデートが終了したため、2026年頃まではセキュリティアップデートが期待できます。
セキュリティアップデートの内容
- ウイルスや不正アクセスへの対策
- 重大な脆弱性の修正
- プライバシー保護の強化
ただし、これはあくまで予測であり、Appleの方針変更により早期に終了する可能性もあることは理解しておく必要があります。
今後も使えるが不具合が増える可能性が高い
結論として、iPhone7は物理的には今後も使い続けることができます。本体が壊れない限り、電話やメール、基本的なアプリの使用は可能です。
しかし、中身(ソフトウェア)が古くなることで、使用上の不具合を感じることが増えてくるでしょう。アプリが使えなくなったり、セキュリティリスクが高まったり、動作が重くなったりと、様々な問題が発生する可能性があります。次の見出しで、これらの具体的なリスクについて詳しく見ていきましょう。
サポート終了後どうなる?iPhone7を使い続けるリスク
iPhone7のサポートが終了すると、具体的にどのような問題が発生するのでしょうか。主なリスクを5つに分けて解説します。
アプリが使えなくなる
最も身近な問題は、アプリの互換性問題です。
多くのアプリ開発者は、最新のiOSバージョンを基準に開発を行います。古いiOSのサポートを続けるには追加のコストがかかるため、一定期間が経過すると古いバージョンのサポートを打ち切ります。
具体的には以下のような症状が発生します。
特に、日常的に使用するLINEやInstagram、XなどのSNSアプリが使えなくなると、生活に大きな支障が出る可能性があります。
セキュリティリスクの増加
古いOSを使い続ける最大のリスクは、セキュリティの脆弱性です。
新しいウイルスや攻撃手法は日々開発されており、これらに対抗するためにはOSの定期的なアップデートが不可欠です。セキュリティアップデートが終了すると、以下のようなリスクが高まります。
故障時の修理や部品交換が難しい
公式サポート終了後は、修理がどんどん難しくなっていきます。
部品を購入して自分で修理する選択肢もありますが、防水性能が失われたり、別の部分を壊してしまったりするリスクがあります。
システム不具合に対応できない
最新のiOSアップデートを受けられないということは、システムの不具合が修正されないということです。
例えば、以下のような不具合が発生しても、改善される見込みはありません。
不具合は、使用していくうちに蓄積されていき、最終的には実用に耐えない状態になる可能性があります。再起動や初期化で一時的に改善することもありますが、根本的な解決にはなりません。
通信やネットワークが不安定
古いiOSでは、最新の通信規格やネットワーク技術に対応できない場合があります。
Wi-Fi接続の問題
- 最新のWi-Fi規格(Wi-Fi 6など)に対応していない
- セキュリティ規格が古く、接続できないネットワークがある
- 接続が頻繁に切れる、速度が遅い
モバイル通信の問題
- 5G通信には対応していない(4G LTEまで)
- キャリアの新しいサービスが利用できない
- 通信の最適化が行われず、バッテリー消費が激しい
Bluetooth接続の問題
- 最新のBluetooth機器と接続できない
- 音声の遅延や途切れが発生する
- ペアリングがうまくいかない
日常的な使用において大きなストレスとなる可能性があります。
iPhone7を使い続けると感じやすいデメリット
ソフトウェアの問題だけでなく、ハードウェアの経年劣化も避けられません。8年以上使用したiPhone7では、以下のような物理的な問題が発生しやすくなります。
バッテリー劣化で電池がすぐ無くなる
最も顕著な劣化は、バッテリーの性能低下です。
リチウムイオンバッテリーは、充電と放電を繰り返すことで徐々に劣化していきます。Appleによると、500回の充電サイクル後でも元の容量の80%を維持するように設計されていますが、8年も使用していれば、バッテリー容量は50%以下になっている可能性があります。
動作が重くアプリや操作がもたつく
プロセッサの性能は変わりませんが、アプリやOSの要求スペックが上がることで、相対的に動作が重く感じるようになります。
特にゲームアプリや動画編集アプリなど、高い処理能力を要求するアプリは、まともに動作しない可能性があります。また、ウェブブラウジングでも、画像の多いサイトや動画サイトでは表示に時間がかかり、ストレスを感じることが増えるでしょう。
カメラや画面性能が最新機種に比べて劣る
iPhone7のカメラは当時としては高性能でしたが、現在の基準では見劣りします。
最新機種と比較しなければ気にならないかもしれませんが、一度新しい機種を使うと、iPhone7には戻れないと感じる人が多いでしょう。
充電端子やボタンが劣化
長年の使用により、物理的な部品の摩耗も避けられません。
日常使用において地味にストレスとなります。特に、充電端子の不具合は致命的で、バッテリーが劣化している状態では、充電できないことは即使用不可を意味します。
主要アプリはいつまで?iPhone7で利用できなくなる機能
iPhone7で今後使えなくなる可能性が高いアプリや機能について、カテゴリー別に詳しく見ていきましょう。
LINEなど主要アプリの対応終了に注意
日本で最も使われているメッセージアプリ「LINE」も、いずれiPhone7のサポートを終了する可能性があります。
LINEは過去にも古いOSのサポートを段階的に終了してきました。現在のところiOS 15.0以上が必要とされていますが、今後要件が引き上げられる可能性は高いです。
キャッシュレス決済アプリが使えなくなる可能性
セキュリティを重視するキャッシュレス決済アプリは、古いOSのサポートを早期に打ち切る傾向があります。
特に、現金を持ち歩かない生活スタイルの人にとっては、致命的な問題となるでしょう。
銀行・証券などの公式アプリのセキュリティ要件が上がる
金融系アプリは、最も厳格なセキュリティ要件を持っています。
最新のセキュリティ技術を使用するため、古いOSでは動作保証されません。アプリが使えなくなると、パソコンのブラウザから操作する必要があり、外出先での急な振込や取引ができなくなります。
金融機関は顧客の資産を守る責任があるため、セキュリティリスクのある古いOSは容赦なく切り捨てられます。実際、多くの銀行アプリでは既にiOS 14以上が必須となっています。
NetflixやYouTubeなどの一部機能が制限される
動画配信サービスも、徐々に古いOSのサポートを縮小していきます。
動画サービスは帯域幅を効率的に使うため、常に最新の圧縮技術を採用します。古いOSでは最新技術に対応できず、画質の劣化や機能制限が発生します。
最新ゲームアプリは起動すらできないことも
ゲームアプリは、スマートフォンの性能を最大限に活用するため、要求スペックが高い傾向があります。
プロセッサの処理能力不足により、起動すらできない、または起動してもすぐにクラッシュする可能性があります。
地図やナビアプリが最新情報に対応しない
地図アプリは常に最新の情報に更新される必要がありますが、古いOSでは更新が止まる可能性があります。
古い地図情報では、目的地にたどり着けなかったり、閉店した店舗に案内されたりする可能性があります。車の運転や旅行の際に大きな問題となるでしょう。
サポート終了後のiPhone7を活用するアイデア5選
サポートが終了しても、iPhone7を捨てる必要はありません。メイン機としては使えなくても、サブ機として活用する方法はたくさんあります。
音楽プレーヤーや動画再生専用端末として使う
iPhone7を音楽・動画専用端末として再利用するのは、最も実用的な活用方法です。
Wi-Fi環境下であれば、以下のようなサービスが引き続き利用できます。
- Spotify – 音楽ストリーミング
- Apple Music – 音楽ストリーミング
- YouTube – 動画視聴
- Netflix – 映画・ドラマ視聴(一部制限あり)
活用のポイント
- お気に入りの音楽をダウンロードしてオフライン再生
- 車載用の音楽プレーヤーとして固定設置
- 寝室専用の睡眠導入音楽プレーヤー
- キッチンでレシピ動画を見る専用端末
- お風呂場での防水音楽プレーヤー(IP67防水)
SIMカードを抜いてWi-Fi専用にすれば、バッテリーの持ちも改善され、長時間の音楽再生が可能になります。
子ども用のゲームや学習端末にする
保護者の管理下で、子ども専用の端末として活用する方法もあります。
子ども向けの活用例
- 知育アプリで学習(ひらがな、算数、英語など)
- YouTube Kidsで安全な動画視聴
- お絵かきアプリで創造性を育む
- プログラミング学習アプリで論理的思考を養う
- 電子書籍で読書習慣を身につける
安全に使わせるための設定
- スクリーンタイムで使用時間を制限
- アプリの購入・削除を制限
- Webサイトのフィルタリング設定
- 位置情報サービスをオフ
- アプリ内課金を無効化
古いiPhoneでも、子どもの学習や娯楽には十分な性能があります。壊れても惜しくないという点でも、子ども用には最適です。
カメラや防犯カメラとして活用する
iPhone7のカメラは、今でも十分実用的な画質を持っています。
カメラとしての活用方法
- Webカメラ – パソコンと接続してZoomやTeams用カメラ
- 防犯カメラ – 専用アプリで動体検知・録画
- ペット見守りカメラ – 外出先から室内の様子を確認
- ベビーモニター – 赤ちゃんの様子を別室から監視
- タイムラプス撮影専用機 – 長時間の定点撮影
防犯カメラとして使用する場合、「Alfred Camera」や「AtHome Camera」などの専用アプリを使えば、動体検知や通知機能も利用できます。電源に接続したまま使用すれば、24時間監視も可能です。
リモコンやスマート家電の操作端末にする
スマートホーム機器の操作専用端末としても活用できます。
操作できる機器の例
- Apple TV(リモコンアプリ)
- スマート電球(Philips Hueなど)
- スマートスピーカー(Amazon Alexaなど)
- エアコン(各メーカーの専用アプリ)
- ロボット掃除機(ルンバなど)
- スマートロック(セサミなど)
リビングに1台、寝室に1台と、各部屋に配置しておけば、いちいちスマートフォンを取り出す必要がなくなります。来客用のWi-Fiコントローラーとしても便利です。
緊急用のサブ端末として持っておく
メインのスマートフォンが故障した時の予備機として保管しておくのも賢い選択です。
緊急時の活用シーン
- メイン機の故障・紛失時の代替機
- 海外旅行時の予備機(盗難リスク対策)
- 災害時の緊急連絡用
- 車に常備する緊急通報用
- 高齢の家族への緊急連絡用端末
SIMカードを挿せばすぐに通話やデータ通信ができるため、いざという時の保険として価値があります。定期的に充電して、いつでも使える状態にしておくことが大切です。
iPhone7に関するよくある質問まとめ
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iOSのアップデートはもう来ない?
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メジャーアップデートは来ませんが、セキュリティアップデートは2026年頃まで期待できます。
iPhone7の最終iOSバージョンは15.8.3です。iOS 16以降のメジャーアップデートは受けられません。しかし、重大なセキュリティ問題が発見された場合は、iOS 15.x.xという形でセキュリティアップデートが提供される可能性があります。
過去の例から推測すると、2026年頃まではセキュリティアップデートが続く見込みですが、Appleの方針次第です。
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子どもや家族用にiPhone7を使っても大丈夫?
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適切な設定と管理をすれば、問題なく使えます。
子どもや高齢者向けの端末として再利用する場合は、以下の設定を行いましょう。
- スクリーンタイムで使用時間と内容を制限
- ファミリー共有で位置情報を把握
- 不適切なコンテンツをフィルタリング
- アプリのインストールを制限
- 緊急連絡先を登録
ただし、メインの連絡手段として使う場合は、アプリの互換性
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iPhone7は格安SIMで使える?
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はい、ほとんどの格安SIMで使用可能です。
iPhone7は以下の格安SIMで動作確認されています。
- 楽天モバイル
- UQモバイル
- Y!mobile
- ahamo
- povo
- LINEMO
- mineo
- IIJmio
SIMロック解除が必要な場合もあるため、事前に確認しましょう。また、5G通信には対応していないため、4G LTEでの通信となります。格安SIMなら月額料金を抑えられるため、サブ機として使うには最適です。