ドコモのポケット型Wi-Fiに無制限プランはある?料金や通信速度・おすすめする人の特徴
2026.08.28

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ドコモのポケット型WiFiを検討していて、「せっかく契約するならデータ容量を気にせず使いたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし料金プランを調べると「5Gデータプラス」や無制限で利用できるプランなどが出てきて、結局どの契約方法を選べばよいのか迷いやすいところです。
とくに「5Gデータプラスなら月1,100円で無制限に使える」と誤解したまま契約してしまうケースは少なくありません。
この記事では、ドコモのポケット型WiFiを無制限で利用する方法や料金、通信速度、端末の特徴をわかりやすく解説します。WiMAXなど他社サービスとの違いやデメリットも紹介するので、自分にドコモが合っているのか判断する際の参考にしてください。
※本記事の料金はすべて税込表記、2026年8月時点の公式情報をもとにしています。キャンペーンや価格改定により変動する場合があるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
ドコモのポケット型Wi-Fiはデータ容量無制限で利用できる
結論からお伝えすると、ドコモのポケット型WiFiはデータ容量無制限で利用できます。
ただし、そこにはひとつ重要な条件があります。
ポイントは、ドコモには「ポケット型WiFi専用の無制限プラン」が存在しないという点です。無制限で使いたいなら、モバイルルーターで「ドコモ MAX」を契約する必要があります。
一方、2台目の回線として使う「5Gデータプラス」は月30GBまでで、無制限ではありません。
| 契約方法 | データ容量 | 月額料金 | どんな人向けか |
|---|---|---|---|
| ドコモ MAX (ルーター単体で契約) | 無制限 | 8,448円 (3GB超〜無制限) | データ容量を気にせず使いたい人 |
| 5Gデータプラス (スマホ回線とシェア) | 月30GBまで | 1,100円 +ペア回線の料金 | すでにドコモ回線があり、月30GB以内で足りる人 |
この2つの違いを理解しないまま契約すると、「無制限だと思ったのに30GBで速度制限がかかった」という事態になります。まずはここをしっかり押さえていきましょう。
ポケット型WiFi専用の無制限プランは提供されていない
ドコモでは、モバイルルーター専用の無制限プランは提供されていません。
他社では「ポケット型WiFi専用のデータ無制限プラン」が用意されていることが多いため、ドコモにも同様のプランがあると思われがちですが、実際には存在しないのです。
ここで大切なのは、端末を購入するだけで無制限になるわけではないという点です。モバイルルーターはあくまで機器であり、通信するには対応する料金プランの契約が必ず必要になります。つまり「どの端末を買うか」よりも「どの料金プランを契約するか」で、使えるデータ量が決まる仕組みです。
具体的な料金は後の章で詳しく紹介しますので、ここでは「端末+料金プランの組み合わせで決まる」という仕組みだけ覚えておいてください。
ドコモMAXをモバイルルーターで契約すれば無制限で利用できる
モバイルルーターで「ドコモ MAX」を契約すれば、データ容量無制限で利用できます。
ドコモ MAXはもともとスマートフォン向けの主力プランですが、モバイルルーター回線として契約することも可能です。これが、ドコモのポケット型WiFiを容量無制限で使うための唯一の方法になります。
ただしひとつ注意点があります。ドコモ MAXは無制限プランではありますが、大量通信時やネットワークの混雑時などには通信制限がかかる場合があると公式に案内されています。「何をどれだけ使っても絶対に制限されない完全無制限」ではないことは理解しておきましょう。とはいえ、一般的な動画視聴やパソコン作業の範囲であれば、日常的に制限を気にする必要はありません。
具体的な月額料金や適用できる割引については、次の料金プラン章で詳しく解説します。
5Gデータプラスは無制限ではなく月30GBまで
ここが最も誤解されやすいポイントです。
「5Gデータプラス」は、対象となるドコモ回線とデータ容量をシェアして、モバイルルーターやタブレットなど2台目の機器を使えるようにするプランです。月額1,100円という手頃な価格から、「これを追加すれば安く無制限のポケット型WiFiが手に入る」と考える方がいますが、それは誤りです。
親回線がドコモ MAX(無制限)であっても、5Gデータプラス側で使えるのは月30GBまで。30GBを超えると、送受信最大1Mbpsに速度が制限されます。
両者の違いを整理すると次のようになります。
- ドコモ MAXをルーター回線として契約……月8,448円かかるが、データは無制限
- 5Gデータプラスを追加……月1,100円と安いが、データは30GBまで
「安く済ませたいなら30GBまで、無制限で使いたいなら相応の料金がかかる」——これがドコモの仕組みです。自分が月にどれくらい使うかによって、選ぶべき道が変わります。
ドコモはWiMAXではなくドコモの4G・5G回線を利用する
もうひとつ、混同されやすいのが「ドコモのWiMAX」という誤解です。
結論から言うと、ドコモにWiMAXというサービスはありません。ドコモのポケット型WiFiは、あくまでドコモ自社の4G・5G回線を利用します。
一方のWiMAXは、UQコミュニケーションズが提供する回線を利用した別の通信サービスです。GMOとくとくBBやBroad WiMAXといったプロバイダが取り扱っていますが、いずれもドコモが提供しているものではありません。
つまり「ドコモのWiMAXは無制限なの?」という問いは、前提そのものが成り立たないということになります。両者はまったく別のサービスなので、比較検討する際は「ドコモ回線か、WiMAX(au・UQ系)回線か」という違いとして捉えてください。
ドコモのポケット型WiFiで利用できる料金プラン
ここからは、ドコモのポケット型WiFiで検討できる料金プランを整理します。選択肢は「ドコモ MAX」「ドコモ mini」「5Gデータプラス」の3つです。
| 料金プラン | データ容量 | 月額料金(税込) | 無制限 |
|---|---|---|---|
| ドコモ MAX | 〜1GB | 5,698円 | × |
| 1GB超〜3GB | 6,798円 | × | |
| 3GB超〜無制限 | 8,448円 | ○ | |
| ドコモ mini | 4GB | 2,750円 | × |
| 10GB | 3,850円 | × | |
| 5Gデータプラス | 30GBまで | 1,100円 | × |
※5Gデータプラスは単独契約できず、対象プランとのペア契約が必要です。月額1,100円とは別にペア回線の料金がかかり、利用できるデータ容量は月30GBまでです。
大きな違いは料金の決まり方にあります。ドコモ MAXは使ったデータ量に応じて月額が変わる段階制、ドコモ miniは4GB・10GBの2段階、5Gデータプラスはペア回線が必須という設計です。順番に見ていきましょう。
ドコモMAXの月額料金と割引後の料金
ドコモ MAXの基本料金は、月間の利用データ量によって3段階で変動します。無制限でポケット型WiFiを使いたい方にとって中心になるのは、いちばん下の「3GB超〜無制限」です。
- 1GBまで……5,698円
- 1GB超〜3GBまで……6,798円
- 3GB超〜無制限……8,448円
正直に言えば、月8,448円という基本料金はポケット型WiFiとしてはかなり高額です。しかしドコモ MAXには各種割引が用意されており、条件を満たせば大きく下がります。
適用できる主な割引は次のとおりです。
- みんなドコモ割……最大1,210円/月
- ドコモ光セット割/home 5G セット割……1,210円/月
- dカードお支払割……最大550円/月
- 長期利用割……最大220円/月
- ドコモでんきセット割……110円/月
これらをすべて適用できた場合、無制限の月額は8,448円から5,148円まで下がります。差額は月3,300円、年間で約4万円という大きな金額です。
ただし裏を返せば、家族回線がなく、ドコモ光もdカードも契約していない人にとっては、8,448円がそのまま請求されるということでもあります。自分がどの割引に該当するかを事前に確認しておくことが、ドコモを選ぶかどうかの判断材料になります。
ドコモminiの月額料金と利用可能データ量
「無制限までは必要ないが、料金は抑えたい」という方向けの選択肢がドコモ miniです。通常は4GB・10GBの2つから選択できます。
- 4GBプラン……月額2,750円
- 10GBプラン……月額3,850円
ドコモ miniにもdカードお支払割、ドコモ光セット割/home 5G セット割、ドコモでんきセット割が用意されているため、条件を満たせばさらに料金を抑えられます。
そして記事執筆時点で見逃せないのが「データ増量おためしキャンペーン」です。2026年8月1日から実施されており、料金を据え置いたまま、4GBプランは6GB、10GBプランは12GBへ増量されています。申し込みは不要で、対象プランを契約していれば自動的に適用されます。
ただし、これはあくまで期間限定のキャンペーンで、終了日は未定です。終了すると自動的に通常のデータ量(4GB・10GB)に戻るため、増量分を前提に契約するのは避けたほうが安全でしょう。
なお当然ながら、ドコモ miniは無制限プランではありません。大容量通信が目的なら、料金は上がってもドコモ MAXを選ぶ必要があります。
5Gデータプラスの月額料金と利用条件
5Gデータプラスは月額1,100円で、5G対応のタブレットやモバイルルーターなど2台目の機器を追加できる料金プランです。
利用にあたっては、次の条件を満たす必要があります。
- 単独契約はできない……同一名義で対象となるペア回線が必要
- 対象のペア回線……「ドコモ MAX」「ドコモ ポイ活 MAX」「ドコモ ポイ活 20」「ahamo」など
- 対象プラン1回線につき、5Gデータプラスは1回線まで
繰り返しになりますが、ドコモ MAXなどとペアにした場合でも、5Gデータプラス回線で利用できるデータ量は30GBです。月額1,100円だけで無制限通信ができるプランではありません。
また30GBを超過すると、ペア期間中は送受信最大1Mbpsに制限されます。1Mbpsは標準画質の動画やSNS閲覧なら何とか使えるレベルですが、快適とは言えません。すでにドコモのスマホを使っていて、ルーターは月30GB以内で足りるという方にとっては、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢です。
みんなドコモ割・dカードお支払割など適用できる割引
ドコモ MAXやドコモ miniの月額料金を抑えるうえで、割引の理解は欠かせません。主なものを整理します。
| 割引サービス | ドコモ MAX | ドコモ mini | 主な条件 |
|---|---|---|---|
| みんなドコモ割 | 最大1,210円/月 | ― | ファミリー割引グループの対象回線数に応じて割引 |
| dカードお支払割 | 最大550円/月 | 最大550円/月 | 対象のdカードで料金を支払う |
| ドコモ光セット割/ home 5G セット割 | 1,210円/月 | 1,210円/月 | ドコモ光またはhome 5Gを対象条件で契約 |
| ドコモでんきセット割 | 110円/月 | 110円/月 | ドコモでんきを対象条件で契約 |
補足として、みんなドコモ割はファミリー割引グループ内の対象回線数で金額が変わり、3回線以上で1,210円、2回線で550円の割引となります。
またdカードお支払割はカードの種類によって割引額が異なります。通常のdカード(年会費無料)は220円、dカード GOLD U・GOLD・PLATINUMは550円です。ゴールド以上は年会費がかかるため、割引額だけで判断せず年会費も含めて考えましょう。
ここで注意していただきたいのは、すべての利用者が最大割引を受けられるわけではないという点です。適用できる割引や金額は、料金プラン・カードの種類・契約状況によって異なります。「割引後の料金」を見るときは、必ず自分がその条件を満たせるかをセットで確認してください。
ドコモで購入できるポケット型WiFi端末
続いて、ドコモで取り扱っているモバイルルーターを見ていきましょう。現在の購入候補は「Aterm CM51FD」と「Wi-Fi STATION SH-54C」の2機種です。
| 機種 | 最大受信速度 | サイズ・重量 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| Aterm CM51FD | 5G NSA:3.5Gbps | 約68×136×14.8mm 約174g | 38,280円 |
| Wi-Fi STATION SH-54C | 5G:4.9Gbps | 約84×157×16.0mm 約282g | 96,800円 |
| Wi-Fi STATION SH-52B ※生産終了 | 5G:4.2Gbps | 約74×108×15.7mm 約166g | ― |
※Aterm CM51FDは2026年8月3日に価格改定が行われ、27,720円から38,280円になりました。
Aterm CM51FDの価格とスペック
Aterm CM51FDは、NECプラットフォームズ製の5G SA・NSA対応モバイルルーターです。2025年10月31日に発売された比較的新しい機種で、約174gという軽さとコンパクトさが最大の魅力です。
主なスペックは次のとおりです。
- 受信最大速度:5G NSAで3.5Gbps(5G SA接続時は1.8Gbps)
- バッテリー容量:4,000mAh(連続通信 5Gで約9時間)
- 同時接続:最大17台(Wi-Fi16台+有線1台)
- Wi-Fi規格:Wi-Fi 6対応、2.4GHz帯と5GHz帯の同時利用が可能
通信性能と持ち運びやすさのバランスを重視したい方にとって、現時点で最も現実的な選択肢と言えるでしょう。ただし価格は2026年8月3日の改定で27,720円から38,280円へ約1万円値上げされているため、以前の情報を見て検討していた方は注意が必要です。
Wi-Fi STATION SH-54Cの価格とスペック
Wi-Fi STATION SH-54Cは、5Gで受信時最大4.9Gbpsという、ドコモのモバイルルーターで最も高い通信性能を持つ機種です。ミリ波にも対応しています。
- 受信最大速度:5Gで4.9Gbps
- バッテリー容量:4,000mAh
- 同時接続:最大17台
- Wi-Fi規格:Wi-Fi 6対応
Aterm CM51FDと比べると約282gと大きく重い一方で、通信性能では明確に上回ります。とはいえ価格は96,800円と、ポケット型WiFi端末としては異例の高額。速度を極限まで求める方や、法人利用など明確な理由がある方向けの選択肢と考えるのが現実的です。
生産終了したWi-Fi STATION SH-52B
Wi-Fi STATION SH-52Bは、5Gで受信時最大4.2Gbpsに対応した約166gのモバイルルーターです。速度と価格のバランスが取れた機種として人気がありました。
ただし現在は生産終了しているため、現行機種と同じ購入候補として扱うことはできません。在庫が残っている店舗で購入できる場合もありますが、在庫状況を事前に確認する必要があります。これから契約する方は、基本的にAterm CM51FDかSH-54Cの2択で検討しましょう。
ドコモのポケット型WiFiの通信速度と対応エリア
ドコモを選ぶ最大の理由が通信品質という方も多いはずです。ここでは速度とエリアについて整理します。
5G対応端末なら高速通信を利用できる
現行の2機種は、いずれも5Gに対応しています。
- Wi-Fi STATION SH-54C……受信時最大4.9Gbps
- Aterm CM51FD……5G NSAで受信時最大3.5Gbps
参考までに、WiMAXの最新端末は下り最大3.9Gbps程度です。SH-54Cのスペックはこれを上回っており、キャリア系のポケット型WiFiとしてもトップクラスの水準にあります。
「Aterm CM51FDは速度が劣るのでは」と心配される方もいますが、3.5Gbpsという数値は動画視聴やビデオ会議に十分すぎる性能です。日常利用で不足を感じる場面はほとんどないでしょう。
ドコモの4G・5G対応エリア
ドコモのポケット型WiFiは、端末が対応する4G・5Gエリアで利用できます。
ここで押さえておきたいのが、5Gを利用できるエリアはまだ限られているという点です。5Gエリア外では自動的に4G通信となるため、公表されている最大速度は出ません。
対応状況はドコモのサービスエリアマップから住所単位で確認できます。契約前には、自宅・職場・よく行く外出先など、実際に使う場所のエリアを必ず確認してください。「5Gが使えると思って契約したのに、生活圏はすべて4Gエリアだった」というのは避けたい失敗です。
実際の通信速度は利用場所や時間帯によって変わる
端末のカタログに記載されている最大通信速度は、あくまで技術規格上の数値であり、実際の通信速度を保証するものではありません。
実際の速度は、次のような要因で大きく変動します。
- 利用場所……建物の構造、基地局からの距離、屋内か屋外か
- 電波状況……5Gエリアか4Gエリアか
- 時間帯……昼休みや夜間はネットワークが混雑しやすい
- 接続方法……端末と接続機器の間のWi-Fi規格や距離
「最大4.9Gbps」を実測値として期待するのは誤りです。実測データを参考にすると、5G接続時でおおむね50〜150Mbps程度が現実的な目安になります。とはいえ、これはWeb閲覧・HD画質の動画視聴・ビデオ会議のいずれも快適にこなせる速度です。
ドコモのポケット型WiFiを利用するメリット
料金や端末スペックは前章までで触れたので、ここでは実際に使うときにどんなメリットがあるのかという視点で整理します。
外出先でもデータ容量を気にせず通信できる
ドコモ MAXをルーター回線で利用すれば、データ容量無制限で通信できます。
これは通信量が多くなりやすい用途ほど効果を発揮します。たとえば次のような使い方です。
- 外出先でノートパソコンを開いて長時間作業する
- 移動中に高画質の動画配信サービスを視聴する
- クラウドストレージと大容量ファイルをやり取りする
- 出張先でオンライン会議を1日に何本もこなす
「今月あと何GB残っているか」を毎日気にしなくていい——この心理的な負担がなくなるのは、金額以上の価値があると感じる方も多いはずです。
ただし前述のとおり、大量通信時などには通信制限がかかる場合があるため、完全無制限ではない点は理解しておきましょう。
通信品質を重視してポケット型WiFiを選びやすい
ドコモのポケット型WiFiはドコモの4G・5Gネットワークをそのまま利用できるため、料金よりも通信環境を優先したい方にとって有力な選択肢になります。
ポケット型WiFi市場には、クラウドSIMを使った格安サービスも多数あります。それらは月額2,000〜4,000円程度と安価ですが、回線の優先度が低く、混雑時に速度が落ちやすいという傾向があります。
その点、キャリア回線を直接使えるドコモは「安さより確実さ」を求める人の答えになります。もちろん実際の通信状況は、利用場所や混雑状況などによって変わることは前提として理解しておきましょう。
ドコモショップで契約やサポートを受けられる
全国のドコモショップ/d gardenで、料金プランや契約について対面で相談できるのも大きな強みです。
他社のポケット型WiFiはオンライン契約のみというサービスが多く、「プランがよくわからないまま申し込んでしまった」「設定でつまずいた」という事態が起こりがちです。ドコモならスタッフに相談しながら契約でき、端末の初期設定までフォローしてもらえます。
もちろん、My docomoや電話、オンラインで利用できるサポートも用意されているため、自分に合った相談方法を選べるのもポイントです。ただしサポート内容によっては料金がかかる場合がある点には留意してください。
スマホと別にルーターを持つことで複数端末を接続しやすい
専用のモバイルルーターがあれば、パソコン・タブレット・ゲーム機など複数の機器をまとめてWi-Fiに接続できます。
スマホのテザリングに頼る場合と比べたときのメリットは明確です。
- スマホのバッテリーを消耗しない
- 通話が入っても通信が途切れない
- 接続のたびに設定を切り替える手間がない
- 複数人でシェアできる
仕事で使う場合や、家族・チームで共有する場合には、通信環境をスマホと分けておくメリットが大きくなります。
ドコモのポケット型WiFiを利用するデメリット・注意点
ここからは、契約前に必ず知っておいてほしい注意点をお伝えします。ドコモは通信品質に優れる一方、コスト面では明確な弱点があります。
他社のポケット型WiFiより料金が高くなりやすい
ドコモ MAXを無制限で利用する場合、基本料金は月額8,448円です。
ポケット型WiFiの相場が月3,000〜5,000円程度であることを考えると、料金を重視する方にとっては負担がかなり大きいと言わざるを得ません。
もちろん各種割引を利用できる場合は5,148円まで下がりますが、それは家族回線・ドコモ光・dカード・ドコモでんきといった条件をすべて満たした場合の話です。適用条件によって実際の料金は大きく変わるため、「割引後の金額」ではなく「自分に適用できる割引を差し引いた金額」で判断してください。
モバイルルーターの購入費用がかかる
月額料金とは別に、モバイルルーターの購入費用がかかります。
ここが他社との差が出やすい部分です。WiMAX系のプロバイダでは端末代が実質0円になるキャンペーンが一般的ですが、ドコモには端末代の割引キャンペーンが基本的にありません。
契約時は月額料金だけでなく端末代も含めた総額で費用を考える必要があります。とくに短期間だけ利用する予定なら、購入せずレンタルを選ぶほうが合理的なケースも多いでしょう。レンタルについては後の章で詳しく紹介します。
5Gデータプラスは30GB超過後に速度制限がかかる
5Gデータプラスは月額1,100円で利用できる魅力的なプランですが、データ容量は月30GBまでです。
30GBを超えると、送受信最大1Mbpsに制限されます。1Mbpsという速度は、テキスト中心のWeb閲覧やSNSのメッセージ程度なら使えますが、高画質の動画視聴やパソコンでの重い作業には不十分です。
参考までに、30GBはYouTubeの標準画質なら約50時間、高画質なら約17時間程度が目安。動画視聴やパソコンでの通信でデータ容量を多く使う方は、月の途中で制限にかかる可能性が高いため注意してください。
ポケット型WiFi専用の無制限プランは用意されていない
最後に、記事の冒頭でお伝えした内容を改めて。ドコモにはモバイルルーター専用の低価格な無制限プランがありません。
無制限で使いたければドコモ MAXなどの対象プラン(月8,448円〜)を契約する必要があり、安価な5Gデータプラスは月30GBまで。つまり「低料金」と「無制限」を両立する選択肢がドコモには存在しないのです。
この2つを両立したい方は、WiMAXなど他社サービスも比較検討することを強くおすすめします。WiMAXならデータ無制限で実質月額4,000円前後、端末代も実質0円というプランが一般的です。
ドコモのポケット型WiFiがおすすめな人・おすすめできない人
ここまでの内容を踏まえて、ドコモが向いている人と、他社も比較したほうがいい人を整理します。何を重視するかによって、答えははっきり分かれます。
ドコモのポケット型WiFiがおすすめな人
- ドコモ回線を使いたい人
- 通信品質を重視したい人
- データ容量を気にせず使いたい人
- 複数の端末をWiFiにつなぎたい人
- 店舗でのサポートも利用したい人
これらに当てはまる方にとって、ドコモは有力な選択肢です。とくにすでにドコモ光やdカード、家族回線をお持ちで割引が積み上がる方なら、実質的な負担は大きく下がります。
また、すでに対象のドコモ回線を契約していて、月30GB以内で足りるという方は「5Gデータプラス」が非常に有力です。月額1,100円の追加だけで2台目の通信環境が手に入るのは、他社にはない強みと言えます。
ドコモ以外のポケット型WiFiも比較した方がよい人
- 月額料金をできるだけ抑えたい人
- 端末代の負担を抑えたい人
- 安い料金で大容量通信を使いたい人
- 月30GB以上使えて5Gデータプラスより安い選択肢を探している人
- ドコモ回線にこだわりがない人
これらに当てはまる方は、WiMAX(GMOとくとくBB、Broad WiMAX、カシモWiMAXなど)や楽天モバイルも比較する価値があります。
ただし比較の際は料金だけで判断しないことが大切です。必要なデータ容量と、実際に利用する場所の対応エリアを必ず確認してください。安いサービスを契約しても、生活圏で電波が入らなければ意味がありません。
ドコモのポケット型WiFiを申し込む方法
ドコモのポケット型WiFiは、ドコモオンラインショップまたはドコモショップ/d gardenから申し込めます。
両者には費用面で明確な差があります。
- ドコモオンラインショップ……新規契約時の契約事務手数料が無料
- ドコモショップ/d garden……契約事務手数料4,950円がかかる
費用を抑えたいならオンライン、相談しながら進めたいなら店頭という選び方になります。それぞれの手順を見ていきましょう。
ドコモオンラインショップから申し込む手順
オンラインショップでの申し込みは、次の7ステップです。
- 購入するモバイルルーターを選ぶ
- dアカウントでログインする
- 契約者情報・本人確認情報を入力する
- 料金プラン・サービスを選ぶ
- 受取方法・支払い方法を設定する
- 注文内容を確認して申し込む
- 端末を受け取る
すべてオンラインで完結し、24時間いつでも手続きできるのが利点です。前述のとおり新規契約時の契約事務手数料は無料なので、その分だけ初期費用を抑えられます。
ドコモショップで申し込む手順
店頭で申し込む場合は、次の流れになります。
- 利用する店舗を探す
- 来店予約をする
- 必要書類を準備して来店する
- 端末・料金プランを選ぶ
- 新規契約の手続きを行う
- 申し込み内容を確認して端末を受け取る
スタッフに相談しながら手続きできるのが最大のメリットです。「ドコモ MAXと5Gデータプラスのどちらが自分に合うか」といった判断も、その場で使い方を伝えれば提案してもらえます。
ただし新規契約時は契約事務手数料4,950円がかかります。また来店予約にはdアカウントが必要なので、事前に準備しておきましょう。
申し込み前に必要なものと契約条件
新規契約に必要なものをまとめました。
| 本人確認書類 | 運転免許証、マイナンバーカードなど |
|---|---|
| 支払いに必要なもの | 契約者本人名義のクレジットカードまたはキャッシュカード |
| 端末購入代金 | モバイルルーターなどの購入費用 |
| 契約事務手数料 | 店頭4,950円/オンラインショップ無料 |
※本人確認書類は現住所が記載されたものが必要です。利用できる書類や必要な補助書類は契約状況によって異なります。
そして忘れてはいけないのが、5Gデータプラスは単独契約できないという点です。「ドコモ MAX」「ドコモ ポイ活 MAX」「ドコモ ポイ活 20」「ahamo」など、対象料金プランとのペア設定が必要になります。現在ドコモ回線をお持ちでない方が5Gデータプラスだけを契約することはできないので、注意してください。
ドコモのポケット型WiFiに関するよくある質問【Q&A】
最後に、検討中の方が疑問に感じやすいポイントをまとめて回答します。
ドコモのWiMAXは無制限ですか?
そもそもドコモにWiMAXというサービスはありません。
ドコモのポケット型WiFiはドコモ自社の4G・5G回線を利用するもので、WiMAX(UQコミュニケーションズが提供する回線)とは別物です。
データ容量は契約するプランによって異なり、ドコモ MAXなら無制限、5Gデータプラスは月30GBまでとなります。
ドコモのポケット型WiFiのデメリットは?
主なデメリットは次の3点です。
- 月額料金が高くなりやすい(無制限の場合は月8,448円)
- 端末代がかかる(38,280円〜/割引キャンペーンが基本的にない)
- 5Gデータプラスは月30GBまで(超過後は最大1Mbpsに制限)
料金を重視する場合は、WiMAXや楽天モバイルなどとの比較も選択肢になります。
ドコモにはポケット型WiFiはありますか?
はい、5G対応のモバイルルーターを販売しています。
現行の購入候補は「Aterm CM51FD」(38,280円)と「Wi-Fi STATION SH-54C」(96,800円)の2機種です。コストを抑えたいならCM51FD、速度を最優先するならSH-54Cという選び方になります。
なお「Wi-Fi STATION SH-52B」は生産終了しているため、これから購入する方の選択肢には基本的に入りません。
ドコモのギガ無制限の月額料金はいくらですか?
ドコモ MAXは3GB超でデータ容量無制限となり、基本料金は月額8,448円です。
ただし、みんなドコモ割・ドコモ光セット割・dカードお支払割などを組み合わせて適用できれば、月額5,148円まで下がります。ご自身がどの割引に該当するかを確認したうえで判断してください。
スマホのテザリングとポケット型WiFiはどちらがよいですか?
手軽さならテザリング、複数端末を継続的に使うならポケット型WiFiです。
ドコモのテザリングは申し込み不要・月額使用料無料で使えるため、「たまにノートパソコンをつなぐ程度」であればテザリングで十分でしょう。
一方、毎日パソコンやタブレットを使う、複数の機器を同時につなぐ、スマホのバッテリーを消耗させたくないという場合は、ポケット型WiFiを別に持つ価値があります。利用頻度と接続する機器の数に合わせて選んでください。
通信品質を重視するならドコモのポケット型WiFiを検討しよう
ここまで見てきたとおり、ドコモのポケット型WiFiは「料金の安さ」で選ぶサービスではありません。
判断軸はシンプルです。
- 通信品質・エリアの広さ・店舗サポートを優先するなら → ドコモ
- 月額料金や端末代を優先するなら → WiMAXや楽天モバイルも比較
混雑時間帯でも速度が落ちにくく、どこでもつながり、困ったら店舗で相談できる——この安心感に価値を感じるなら、ドコモは十分に検討する価値があります。
すでにドコモ光やdカード、家族回線をお持ちの方なら割引が積み上がるため、実際の負担はさらに下がります。
まずは、自分が月にどれくらいデータを使うのか、そしてどの割引が適用できるのかを確認してみてください。そこがはっきりすれば、次に取るべき行動は自然と決まるはずです。