【株式会社デジタルシフトウェーブ 代表取締役社長 鈴木康弘氏 インタビュー】DX推進における人材活用〜経営を合理化するDXの可能性とは〜 #2 失敗と構築を繰り返すことによって人は育つ

DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が頻繁に聞かれるようになった一方で、中小企業ではなかなかDXの導入が進まないと言われています。その理由のひとつに、推進する人材が不足していることが挙げられます。けれども、多くの経営者が「ITに長けたエンジニアがいない」「DXのスキルを持つ人材がいない」と嘆くなかで、真の理由には、DXに必要な人材の本質を見誤っていることがあるのかもしれません。そこで今回、ITと経営に精通し、デジタルシフトを目指す企業の支援で高い成果を導く鈴木康弘氏に、企業が理解すべきDX人材の育成や活用法について聞きました。 目次 1 「リスクマネジメント」の間違った解釈がDX人材の挑戦心を削いだ2 孫正義氏が天才たる所以とは?3 DXについての最低限の知識を持つことは必要4 異質な人間と出会い、刺激を受ける「場」からDXの思考につなげる5 コミュニケーションはDXにおいて重要な人間力を養うベースになる 「リスクマネジメント」の間違った解釈がDX人材の挑戦心を削いだ ときおり企業の経営者から、「DX人材を育てたい」との相談をいただくことがあります。「変革力の高い人間を育てたいのだが、どういう人材だろうか?」と聞かれるわけです。そのとき返すのは、「スタートアップを自ら行った人でしょう」という答えです。会社を売上ゼロからスタートさせ、顧客に未来を語ることで新たな事業を根付かせた発想力と実践力が、変革を生み出すわけです。 例えば、リスクマネジメントという言葉がありますが、正確な解釈は、「挑戦すれば必ずリスクは生じるのだから、リスクをうまくコントロールすること」です。それが日本企業の場合はいつの間にか、「リスクを冒すな」と解釈することが増えてしまいました。挑戦することが前提だった言葉が、挑戦を妨げる言葉になってしまったわけです。大手企業で中間管理職の部長あたりが、若手社員が何かに挑んで失敗すると、「おれは聞いていないぞ」と平気で言います。それでは、人は育つわけがないのです。 孫正義氏が天才たる所以とは? 私は1996年、まだ社員が500名くらいだったソフトバンクに入社し、孫正義さんと一緒に仕事をしました。近いところで見ていると、孫さんも意外なほど多くの失敗をするんです。そして、失敗すると周りが心配になるほど落ち込みます。大丈夫だろうか?と思うくらいに、です。

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oneplus編集部

この記事の執筆者

  • 【株式会社デジタルシフトウェーブ 代表取締役社長 鈴木康弘氏 インタビュー】DX推進における人材活用〜経営を合理化するDXの可能性とは〜 #3 DXの推進チームをどのように組み、変革をどう定着させるのか

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