【株式会社北の達人コーポレーション 代表取締役社長木下勝寿氏 インタビュー】経営者がもつべき「思考のアルゴリズム」~売上を下げ、利益を上げる経営者に聞いた合理的な経営の本質とは~ #3 経営を邪魔する一番の要因は「経営者の固定観念やこだわり」

自社開発の化粧品や健康食品のEC事業を手掛ける「北の達人コーポレーション」。2000年の創業以来、北海道の豊かな資源を活用して、徹底した顧客満足を追求するビジネスモデルで成長。『北の快適工房』ブランドで躍進を続け、東証プライム上場企業へと上り詰めたネット通販ベンチャーです。今回、同社代表取締役社長の木下勝寿氏にインタビューを依頼、その成長の秘訣となる、経営や商品開発、マーケティングや評価制度等、経営者が知るべき要諦について語っていただきました。 目次 1 自社のマーケティングについて、社長以上のマーケターはいない2 目標を明確に、評価を公平なものにすることで育成も進む3 「びっくりするほど良い商品で、世界のQOLを1%上げる」 自社のマーケティングについて、社長以上のマーケターはいない ――たとえば木下代表が他の中小企業の経営状況をご覧になるとすると、まずは会社の何を見ますか? 私が考えるのは、売上を下げて利益を増やすことですから、まずは決算書を見ます。どの会社も無駄な売上が絶対に多いので、独自の「5段階の利益管理」を行っていきます。クライアントごと、商材ごとに見ていくなかで、どこに大きな無駄があるのかを把握し、該当する部分を整理していきますね。 そうした作業で売上の中身は改善できていくわけで、大事なのは、社長の思い込みによる弊害をいかに正すかということでもあります。経営を邪魔する一番の要因は、多くの場合で経営者の固定観念やこだわりなんですよ。固執している部分をどれだけ排除できるかが重要で、まずはそれを自分自身に問うてみることでしょう。いかに変われるか、いかに自分の思い込みを外していけるかがすごく大事かな、と思います。 ――新しい情報に飛びつくよりも、まずは自分自身を省みるということでしょうか? そうですね。僕は新しい情報なんてたいして必要はなく、基礎をきちんと行うだけで成功できると思っています。新しい情報へのこだわりは、大成功には向いているかもしれませんが、一歩間違うとそれに飛びつくことで本来の基礎が崩れてしまうことがある。商材や取引先について数値に基づいた利益管理ができていないのは、基礎ができていないのと同じ状態で、そんな中で新しい情報に飛びついても意味がないのです。 そもそも経営者にとって、数字は地図のようなものなんですよ。それを見ながら目的地に向かうことが大

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oneplus編集部

この記事の執筆者

  • 【アパホテル株式会社取締役社長 元谷芙美子氏 インタビュー】コロナ禍で業界大打撃でも「黒字経営」を続けられる経営哲学とは #1 苦境のときこそチャンスに変える「レジリエンス経営」

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