【株式会社デジタルシフトウェーブ 代表取締役社長 鈴木康弘氏 インタビュー】DX推進における人材活用〜経営を合理化するDXの可能性とは〜 #3 DXの推進チームをどのように組み、変革をどう定着させるのか

DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が頻繁に聞かれるようになった一方で、中小企業ではなかなかDXの導入が進まないと言われています。その理由のひとつに、推進する人材が不足していることが挙げられます。けれども、多くの経営者が「ITに長けたエンジニアがいない」「DXのスキルを持つ人材がいない」と嘆くなかで、真の理由には、DXに必要な人材の本質を見誤っていることがあるのかもしれません。そこで今回、ITと経営に精通し、デジタルシフトを目指す企業の支援で高い成果を導く鈴木康弘氏に、企業が理解すべきDX人材の育成や活用法について聞きました。 目次 1 トップがDXに対して本気であるかどうかが重要2 自分が本当に信頼できる人をDX推進のリーダーに据えるべき3 DX推進チームのメンバーを固定化せずローテーションして、定着を促す4 DX推進チームは、人材の教育機関になり得るもの トップがDXに対して本気であるかどうかが重要 次に、DXを推進するなかで大事にすべき、社内における人材の登用や活用について考えてみましょう。ただその前に、DXを行う上での絶対条件がひとつあります。それはひとえに、トップがDXに対して本気であるかどうかということ。DXは企業における変革ですから、トップが先頭に立って旗を振らないかぎり、絶対にうまくいきません。手段であるテクノロジーについては、若い人のほうが感性も豊かであり、任せていくほうが良いでしょう。でもその前に、まずはトップの意識が本気であるかどうかが極めて重要なのです。 自分が本当に信頼できる人をDX推進のリーダーに据えるべき その次が、組織体制の話です。DXの推進役には、本当の意味での変革のリーダーを任命しなくてはなりません。だからこそ社長は、自分が本当に信頼できる人をリーダーに据えるべき。もっと言えば、次の世代を任せられる人をリーダーにすることが肝要といえます。そしてデジタルのことも分かっていて、DXが意味する変革について腹落ちしている人に任せることも重要です。もしもデジタルに長けた人材が社内にいなければ、外部の専門家をサポーターとして付けていくことを考えても良いと思います。 次に、DXを推進していくメンバーを選ぶ際には、私自身の実体験からも、絶対に立候補制で選任していくことをおすすめします。よく、単に仕事のできる優秀な社員を社長命令で集め

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oneplus編集部

この記事の執筆者

  • 【株式会社圓窓 代表取締役 澤円氏 インタビュー】日本企業はDXを推進できるか!?〜マインドセットと具体的なアクション〜 #1 経営者が自ら意志と覚悟をもって変革に乗り出すのが吉

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