【元スターバックスコーヒージャパン 最高経営責任者 岩田 松雄氏 インタビュー】ミッション!〜大競争時代の組織成長と企業再生〜 # 2 ミッション経営がもたらすものは何か

コロナ禍やウクライナ戦争、そして急激な円安や景気不安…。際限なく高まる数々の不安定要素に包まれる今だからこそ、それらに動じない企業組織の構築が求められます。変わりゆく世の中に上手く適応し、変わるべきでないものを守りつつ、長く持続的成長を遂げられる企業にするのはどうすれば良いのか。その要諦が、「ミッション経営」であると語る実践者がいます。数々の企業成長と再生を担い、スターバックスコーヒージャパンのCEOとして改革を実行し、業績を向上させてきた岩田松雄氏。同氏が語るミッション経営の本質とは何か。波乱に満ちた現代の企業社会を生き抜くために必要な、経営者が担うべき必須の使命について聞きました。 目次 1 ミッションは20年、30年単位で変わって良い2 スターバックス時代、私に寄せられた一通の手紙3 「人々の心を豊かで活力あるものにするために――」4 リーダーに求められる「8つの心構え」5 ヒューマンタッチを増やすために、今こそDXの推進を ミッションは20年、30年単位で変わって良い ミッションとは企業の存在理由であり、「何のためにその企業が存在しているのか」を表すもの。リーダーはしっかりと組織のミッションを認識し、周囲に伝えていかなくてはなりません。一方で、世の中は常に変化しています。大きな環境の変化の中で、私は、ミッションそのものも20年、30年単位で変わっていいと考えています。 例えば損害保険大手の損保ジャパンさんの場合、主に自動車保険関連が中心事業でしたが、今後の自動運転化で自動車事故が減っていくことを見越して、国内の生命保険会社および海外の損害保険会社を買収しました。生命保険事業に進出するとともに、国内に代わるマーケットとして、新興国の海外市場を新たなターゲットに据えたのです。 さらに、従来の「安全・安心」という経営理念に「健康」を付け加え、ワタミさんの介護グループを買収するなど、大きな環境変化に伴ってミッションそのものを見直していきました。ミッションの進化は当然起こり得ることなのです。 スターバックス時代、私に寄せられた一通の手紙 そして、ミッションを中心に据えた経営を行うことでもたらされるメリットが数多くあります。従業員のモラルや仕事への誇りの向上、モチベーションのアップ、そして会社への帰属意識の高まりです。同時に、離職率も減少するといった結果がもたらされます

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oneplus編集部

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