【経営戦略コンサルタント/フューチャリスト 鈴木貴博氏 インタビュー】日本企業におけるDXの本質〜経営者はどうやって未来をつくるべきか〜 #2 経営者の「野心」こそが、会社を変える

コロナ禍や急激な円安、さらには激変する世界情勢等、企業を取り巻く環境は日々変化し、不透明感を増しています。そのなかで、様々な環境変化に耐え、企業が市場で確固たるポジションを確立するためのキーワードにもなっているのが、DX(デジタルトランスフォーメーション)です。デジタル技術を活用して変化に対応するDXをいかに自社で推進し、成長戦略へと結びつけていけるか。その成否が企業の命運を握るカギと言っても過言ではないでしょう。企業の価値や競争力向上を実現するためのDX導入の要諦、そして経営者が持つべきマインドについて、経営戦略コンサルタントの鈴木貴博氏にうかがいました。 目次 1 DXがうまくいっている会社は「社長が自慢する」2 まずはITツールに対して気軽に興味を持とう3 「脱炭素」は企業のDX推進と密接にリンクする4 これからの経営者が持つべきものは「野心」5 「自分はここまでいきたい」という夢を持つこと DXがうまくいっている会社は「社長が自慢する」 業務を進める上での様々なムダを減らすには、IT化やDXの導入が不可欠といえますが、もちろん、うまく進めている中小企業も多々あります。私はそれらの企業を見ていくなかで、共通する点があることに気付きました。というのが、そうした企業の多くは、経営者が自らそれを「自慢している」ということ。つまり、社長自身が導入の必要性に気付き、自分から率先してIT化を進めていったという例が多いのです。 一方で、従業員がムダに気付き、その改善のために新しいツールを導入したいと思っても、社長がウンと言わない会社も多々あります。経営者は頑固なところがあって、自分で気が付けば改善するものの、周りから言われたときにはなかなか腰を上げません。だからこそ、中小企業でDXの導入を実現するには、まずは経営者がその必要性に気付き、自ら率先して進めることが大切と言えるのです。 その意味でも、経営者の皆さんにはぜひ、ITというものに気軽な気持ちで興味をもってほしいと思います。本来、経営者は好奇心が強い人が多いはずで、中には機械いじりや車いじり、何かのものづくりが好きな社長さんも少なくないでしょう。ITだって難しく考えずに、まずはさわってみることが大切です。実は興味をもっていくと相当に面白く、本当に深い世界ですから、はまるときっと止められないはず。入り口としては、まずはIT

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oneplus編集部

この記事の執筆者

  • 【転職ばかりの新社会人時代】泉卓真が社長になるまで──株式会社いずみホールディングス代表取締役社長・泉 卓真 氏にインタビュー

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